作り方
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1
蓮根は皮をむかずに5ミリぐらいの厚さに切る。たまねぎの皮をむきスライスする。茶色いたまねぎの皮はお茶パックに入れとっておく。パプリカを細切りにする。
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2
漬け液をつくる。水100ccに、①のたまねぎの皮、酢、塩、ローリエ、唐辛子の輪切りを鍋に入れて煮立たせる。火を止めたら、はちみつを加え冷ます。
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3
鮭は一口大に切って、下味の塩小さじ1/2(1%)・こしょう少々・小麦粉大さじ1・パプリカパウダー大さじ2/3・チリパウダー・小さじ1/2をふって、さいごに小麦粉をまぶす。
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4
鍋にキャノーラ油を大さじ1入れて火にかけ、中火で蓮根の両面をこんがりと焼く。取り出し続いて、キャノーラ油大さじ2を加えて鮭を焼く。火が通ったら取り出す。
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5
②でつくっておいた漬けの液に鮭、蓮根、たまねぎ、パプリカをすべて加えて混ぜ合わせる。
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6
数時間おき味をしみ込ませる。
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7
器に盛りつけあれば、パセリのみじん切りをふりかける。
密閉容器に入れて、4日ほど保存できます。チャック付き
ビニール袋での保存は劣化が速いためおすすめしません
材料
- 鮭…3切れ(300g程度)
(下味:塩小さじ1/2(1%)・こしょう少々・小麦粉大さじ1・パプリカパウダー大さじ2/3・チリパウダー小さじ1/2) - 蓮根 …100g
- たまねぎ …100g
- パプリカ …1/2個(100g)
- キャノーラ油…大さじ3
漬け液材料 たまねぎの皮1個分
- たまねぎの皮…1個
- 水 …100cc
- 酢 …大さじ5
- 塩 …小さじ2/3
- はちみつ …大さじ2
- ローリエ …1枚
- 唐辛子輪切り…5~6個
柱となる食材
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食材メモ
鮭 - 「気」と「血」を補う効果があり、お腹を温めて胃腸の機能を強化してくれます。鮭の赤い色素はアスタキサンチンで強い抗酸化作用で免疫力をアップ。EPAやDHAは血管を若く保ち血流を改善、鉄分は血液をつくり貧血を防ぎます。
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食材メモ
蓮根 - 先を見通すことで縁起物として重宝される蓮根。血液の浄化と造血作用に効果があります。ナイヤシンが血管を広げて血流を改善、またβーグルカンが血液をサラサラにする効果があります。
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食材メモ
パプリカ - 赤のパプリカにはカプサイシンが多く含まれています。新陳代謝を活発にし、血流をよくしてくれるので冷え症を改善。またビタミンEにも血行促進作用があります。そしてビタミンPは毛細血管を丈夫にしてくれるので、パプリカは活血の食材としてオススメです。
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食材メモ
たまねぎの皮 - 漢方薬の原料にもなっているたまねぎの皮ですが、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。ポリフェノールの一種ケルセチンは抗酸化作用があり、また血管の中を綺麗にし、血液の流れをスムーズにしてくれます。血液が巡ることでカラダも温まり痛みも緩和してくれます。
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薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)
株式会社漢方キッチン代表
文部省(現文部科学省)国費留学生として北京中医薬大学で中医学を学び、帰国後「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに漢方キッチンを設立。新聞、雑誌などに執筆多数。レストランメニュー開発、薬膳料理教室を中心に活動。著書に『子宮力アップレシピ』(主婦の友社)、『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)など。