作り方
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1
鶏手羽先は、火が通りやすいように、骨に沿って包丁を入れて開き、[塩・胡椒 少々]で下味をつける。栗は鬼皮、渋皮をむいて、水に放っておき、なつめはさっと洗う。
干ししいたけは水で戻し、一口大に切る。干ししいたけの戻し汁は置いておく。まいたけ・しめじは石づきを取って、適当な大きさにばらし、白ねぎは斜めに3センチ程度の長さに切る。 -
2
鍋にキャノーラ油を入れて熱し、鶏手羽先の皮目を下にして、こんがりと色がつくように焼く。
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3
しょうがのみじん切りと白ねぎを加えて炒め、干ししいたけ、まいたけ、しめじ、なつめを加える。
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4
調味料A、干ししいたけの戻し汁、水を加え、沸騰したら弱火で30分煮込む。
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5
栗を加えてからさらに10分ほど煮込む。
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6
火を強めて、汁を軽く煮詰め、水溶き片栗粉を加えとろみをつける。
★煮詰めた汁はごはんにかけてもおいしいので、食べきりましょう。
★なつめには種があるので、食べるときにはご注意ください。
材料 4人分
※冷蔵保存で、密閉容器などで、1週間程度保存できます。ジップロックでの保存は劣化が早いのでおすすめしません。
冷凍保存もできます。
- 鶏手羽先 ‥12本
- 栗 ‥8粒(甘栗で代用可)
- 干ししいたけ ‥3枚
- きのこ(まいたけ・しめじなど)‥合計250g
- なつめ(あれば) ‥8個
- 白ねぎ ‥1本
- しょうがのみじん切り ‥1かけぶん
- 水溶き片栗粉 ‥少々
- 下味 (塩・胡椒 少々)
- キャノーラ油 ‥小さじ2
- 調味料A(醤油‥大さじ2、塩‥小さじ1/2、酒‥大さじ4)
- 干ししいたけの戻し汁 ‥200cc
- 水 ‥300cc
柱となる食材
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食材メモ
鶏手羽先 - 中国では、「強筋骨」の食材として第一にあげられるのは鶏のモミジと呼ばれる足です。
薬膳では、筋や骨を補う「強筋骨」の食材として、骨つき肉である鶏手羽先もおすすめです。
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食材メモ
栗 - 「強筋骨」をつくる食材
「腎」を強化するアンチエジング食材のひとつ。足腰の弱まりや頻尿を改善し、筋肉を丈夫にします。渋皮には血行促進効果があるので、栗の渋皮煮はさらにおすすめです。
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食材メモ
きのこ(まいたけ・しめじ) - 余分な水を排出する食材です。むくみや毒素を改善する働きがあります。
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薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)
株式会社漢方キッチン代表
文部省(現文部科学省)国費留学生として北京中医薬大学で中医学を学び、帰国後「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに漢方キッチンを設立。新聞、雑誌などに執筆多数。レストランメニュー開発、薬膳料理教室を中心に活動。著書に『子宮力アップレシピ』(主婦の友社)、『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)など。