作り方
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1
干ししいたけと昆布は、水900㏄につけて戻す。
(冷蔵庫で1晩おくとおいしい出汁が取れる。) -
2
干ししいたけは固い部分を取って、そぎ切りにする。
戻した昆布は、結び昆布にする。
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3
①を沸騰させ、沸騰したらかつお節をパックに入れたものを加え、弱火で3分ほど煮て取り出す。
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4
③に鶏の手羽元、うすくち醤油、酒を加え、蓋をして弱火で30分ほど煮る。
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5
にんじんは4㎝ぐらいの長さに切り4つ割りに切る、かぶは皮をむいて4つ割りに、里芋も皮をむき2つ割り、じゃご天も半分に切り、④に加えて10分ほど煮る。
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6
だし粉を作る。桜海老、かつお粉を軽く炒り、手でもんで細かくし、青海苔と混ぜ合わせる。
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7
できあがった和風ポトフを盛りつけ、つくっておいただし粉をかけていただく。
材料
- 干ししいたけ…10g
- 昆布…5g
- かつお節…6g
- 鶏の手羽元…6本
- うすくち醤油…小さじ2
- 酒…大さじ1
- にんじん…半分(80g)
- かぶ…中ぶり1個
- 里芋…2個
- じゃこ天…2枚(つみれ団子でも代用可)
- 水…900cc
- 【だし粉】
- 桜海老…3g
- かつお粉…3g
- 青海苔…大さじ2/3
柱となる食材
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食材メモ
鶏の手羽元 - 消化吸収が良くエネルギーを増強させ活動力をつけます。筋肉作りのサポートをするビタミンB6も含まれています。
コラーゲンがたっぷり含まれているので、関節痛の緩和に効果があります。
また、コラーゲンは骨の質をよくする働きがあるので、カルシウムとともに摂取することで骨を強化します。
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食材メモ
干ししいたけ - 干ししいたけ 筋肉を強くするビタミンDが豊富に含まれています。干すことでビタミンDは生しいたけの約10倍にもなります。
また、ビタミンDはカルシウムの吸収を高めます。骨を丈夫にする働きとカルシウムの吸収をサポートする働きがあります。
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食材メモ
だし粉 - 桜海老や青海苔にはカルシウムが含まれ、丈夫な骨を作ります。
また、抗酸化作用のあるアスタキサンチン(桜海老)やβ―カロテン(青海苔)が含まれているのでアンチエイジングにも効果があります。
かつお粉にはビタミンDが含まれており、カルシウムの吸収を高めてくれます。
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薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)
株式会社漢方キッチン代表
文部省(現文部科学省)国費留学生として北京中医薬大学で中医学を学び、帰国後「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに漢方キッチンを設立。新聞、雑誌などに執筆多数。レストランメニュー開発、薬膳料理教室を中心に活動。著書に『子宮力アップレシピ』(主婦の友社)、『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)など。