作り方
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1
レバーとハツは流水で洗って固まった血を取り除き、食べやすい大きさに切りキッチンペーパーで水気を取る。
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2
にんにくとしょうがをみじんぎりに切り、パクチーを、3センチの長さに切る。
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3
フライパンにオリーブオイルとにんにく、しょうが、輪切り唐辛子を入れて火にかける。香りが立ったら、①のレバーとハツを加えて炒める。続いて酒、塩、粗挽きこしょうを加えて、中まで火が通るまで炒める。
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4
③にパクチーを加えて、すぐに火を止める。
材料 2人分
- レバーとハツ …200g
- オリーブオイル…大さじ1
- にんにく …1かけ
- しょうが …10g
- 輪切り唐辛子 …少々
- 酒 …大さじ2
- 塩 …小さじ1/2
- 粗挽きこしょう…適宜
- パクチー …1束(100g) (クレソン、根三つ葉、セリでも代用可)
柱となる食材
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食材メモ
レバー - 薬膳では、「血」が不足すると、精神不安定になったり不眠になったりすると考えられています。「血」をコントロールする臓器「肝」を元気にして、「血」をチャージする食材です。必須アミノ酸をバランスよく含み鉄分やミネラルも豊富。不眠解消も期待できます。
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食材メモ
ハツ - 薬膳では「同類相補」という考え方があり、肝臓病のときは、動物のレバーを食べるという、同じ種類や似ているものを食べることで治療をします。不眠は実は「心」の問題。動物の心臓を食べることで、「心」の症状を改善します。高たんぱくで低カロリーでコリコリとした歯ごたえのあるハツ。ビタミンやミネラルなどの栄養がバランスよく含まれています。鉄分や葉酸を含んでいるので貧血の予防に効果があります。
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食材メモ
パクチー - 独特の香りが特徴で、この香りが「気」のめぐりをスムーズにし、気分をリフレッシュし、うつうつした気持ちやイライラを鎮めてくれます。精油成分のリナロールは鎮静作用や抗不安作用などがあり、ストレス性の神経症状や気持ちの落ち込みを軽減する働きがあると考えられています。緊張やいら立ちが気になるときにおすすめの食材です。
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薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)
株式会社漢方キッチン代表
文部省(現文部科学省)国費留学生として北京中医薬大学で中医学を学び、帰国後「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに漢方キッチンを設立。新聞、雑誌などに執筆多数。レストランメニュー開発、薬膳料理教室を中心に活動。著書に『子宮力アップレシピ』(主婦の友社)、『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)など。