お灸大学

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最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

血気盛ん

vol.33

「血気盛ん」というコトバがあります。血気盛んな若者といった使いかたがされますが、「血気」とは活力があふれている、気力が満ちている状態。心身共に、エネルギーがあふれている様子を語るコトバなのです。

論語にも、「孔子 曰、君子に三戒あり。少(若き)き時は血気未だ定まらず、其の壮なるに及んでは血気まさに剛なり、其の老いたるに及んでは血気既に衰う…」と記しています。

論語に引用されているこの血気とは東洋医学の基本的な概念です。東洋医学では「気・血」がカラダ全体にスムーズにめぐることでヒトの健康は保たれているとしてきました。「気」とはカタチがなく目には見えませんが、元気 活気などと生命のみなもとであるだけでなく、気持ち気分など心の状態までも含む、まさに生命のすべてのエネルギーと位置づけられています。

その一方で「血」とは西洋医学の血液のことですが、血管内にあって全身をめぐって栄養や酸素をとどけるほか正常に血液が流れているかまでを「血」の役割としています。

そして「気」には生まれた時、親から受けついだエネルギー「先天の気」と本人が食事や睡眠などによって身につけた「後天の気」とがあります。
親から十分の「気」を受けついでいても、その後の日常生活の乱れや片よった食生活などを続けると「気」はパワーダウンしてきます。日々の食生活や十分な睡眠、運動など日々の生活習慣に十分配慮した生活を送ることで「気」はいつまでも高めることも可能なのです。

「気」や「血」がバランスよくスムーズにカラダをめぐっていることが健康とする東洋医学。この「気」や「血」のめぐりがとどこおったり、バランスがくずれてくることを「気が病む」病気としてきたのです。又「気」と「血」はお互いが別々のものでありながら、お互いに影響しあう関係で「気」が変調をきたすと「血」のめぐりも低下し、又「血」のめぐりがとどこおると「気」のめぐりも不調となるというように常に「気」と「血」が力をあわせていのちを守り維持しているといえるのです。

東洋医学では「気・血・水」とひとまとめにしてよく語られてますが、「気」のエネルギーがなければ「血」も「水」もスムーズに働きません。「気」はすべてのエネルギーのもとということで東洋医学が「気の医学」とも呼ばれているのもそのためなのです。

まとめ

「気」の養生にはめぐりをよくして「気」を高めるツボ「足三里」「三陰交」へのお灸がおすすめ

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