お灸大学

世界の医療が患者一人ひとりのオーダーメイド医療をめざす統合医療へと向かうなかで、
最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

補湿 保湿

vol.37

暖冬とはいえやはり冬、カラダは正直に反応します。手の指先や足先、カカトなどが肌あれをおこし、皮膚が固くなって割れたりしてきます。

皮膚は、ヒトのカラダの中で最大の臓器といわれますが、その役割はカラダ全体をつつみ、カラダの水分を保持し、外からの異物の侵入を防ぐバリア機能を持ち、又体温を維持しているのも皮膚なのです。
皮膚の表面は外から表皮 真皮 皮下組織からできていますが、一番外側で外部のシゲキからカラダを守る表皮。その下には表皮より厚く弾力性があり、血管 神経 リンパ管が通って表皮に水分や栄養を届けている真皮。そして真皮の下にあるのが皮下組織 脂肪を多く含んでいるので皮下脂肪ともいわれます。
皮膚の中で常に外の世界と接している皮膚のバリア機能の最前線を受けもつ表皮は、その一番底の基底層で生れた細胞が成長しながら約28日間で皮膚の最表層の角質層まであがってきてやがてはがれていくターンオーバーをくり返すことで常にうるおいを保っています。

夏の間は湿度も高く皮膚は水分でうるおっていますが、秋を迎え冬になると寒くなり空気が乾燥し湿度も低下してくると角質層の水分が失われてきます。すると角質層の細胞と細胞の間にすきまができ水分はさらに蒸発するために皮膚は乾燥してくるのです。
これがシニアの場合、加齢で角質層の水分保持機能が低下しているため冬ともなるといっそう指先やカカトが乾燥しはじめ角質が厚くなり固くなってきて割れてきたりするのです。

この皮膚の水分不足をカバーするには皮膚の表面をおおう「保湿」ですが、皮膚そのもののうるおい成分が低下しているシニアにとっては角質層に水分を補う「補湿」も必要です。ローションなどで水分を補い、そのあとでいわゆるクリームやワセリンなどの保湿剤を塗ることでお肌のうるおいを保つ補湿 保湿が大切です。

まとめ

皮膚の乾燥を防ぎ、常にうるおいを保つためには血のめぐりをよくし、代謝をあげるお灸にはカラダの内側からの「補湿」効果があります。
ツボは足の「三陰交」「太渓」、手の「合谷」がおすすめです。

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