お灸大学

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最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

気象病

vol.17

まもなくの梅雨入りをひかえて、天気がぐずつきはじめてきました。
天気の変わる前になると「古傷が痛む」「めまいがする」「頭痛がする」などと気象の変化によって持病などが悪化することを今は気象病と呼びます。

天気の変わる時の気圧の変化や湿度、温度の変化がヒトの健康に関係しているのではという研究は気象が生物に与える影響ということで生気象学と呼び、ドイツでは1930年代から始まり、ドイツ・アメリカなどでは天気予報にあわせて病気予報も発表されてきました。

しかし気象の変化がヒトの健康に影響を与えることは判っていてもそのメカニズムの関連については長く不明でしたが、今から20数年前、日本でその関連が解明されました。

ヒトの耳の奥にある内耳には気圧の変化をキャッチするセンサーがあることが研究の結果わかってきたのです。
内耳は平衡感覚や重力を脳に伝えるのが主な役割なのですが、気象の変化をキャッチするセンサーからの情報が重なって伝えられることで脳にある種の錯覚がおこり、それが自律神経の乱れにつながってさまざまな症状をひきおこすという気象病のしくみがわかってきたのです。

本来ヒトのカラダは外からのシゲキやストレスにはある程度耐えることができます。
その機能をうけもつのが自律神経なのですが、自律神経が正常に働くためには夏は汗をかき、冬は寒さを感じる自律のリズムが必要なのです。今はエアコンに守られ、昼夜が逆転する生活などの影響で自律神経が乱れやすくなってきていることも気象病がクローズアップされてきたことにつながっているのかもしれないのです。
以前は症状を訴えても気のせいにされていた症状が、今では気象病として病院でも治療の対象となっているのです。

気象病の解明であらためて東洋医学の人も自然の一部であるという考えかたの奥深さが又ひとつ証明されたのです。

まとめ

自律神経の乱れは手首の内側にある内関のツボがおすすめです。内関のツボは乗物酔いにも効果のあるツボ。
ふらつき、目まいなどの症状もおさまるツボです。

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