お灸大学

世界の医療が患者一人ひとりのオーダーメイド医療をめざす統合医療へと向かうなかで、
最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

毛細血管ケア

vol.29

血管というとまず頭にうかぶのは動脈と静脈ですが、ヒトのカラダをめぐる血管の実に99%は毛細血管なのです。髪の毛の1/10ほどの細さでその長さは約10万キロ、地球を2周半するほどにもなります。
心臓から送り出された血液は大動脈から次第に細く枝分かれした血管を通り、最後に毛細血管に届けられます。

毛細血管は動脈と静脈の間に網の目のようにひろがり、全身にある約37兆個もの細胞のひとつひとつとつながって、酸素や栄養素を届けているのです。
動脈や静脈が血液をはこび届ける役割なのに対し、その先につづく毛細血管は血管をつくる細胞に小さなスキ間があり少しづつ血液をもらすことで栄養と酸素を細胞に届け、そして毛細血管は細胞から老廃物と二酸化炭素を回収して静脈に渡すのが役割なのです。
だから毛細血管の機能が低下すると新陳代謝がスムーズにおこなわれなくなって、さまざまな病気へとつながることになるのです。

いわばヒトのいのちのすべてにかかわっている毛細血管ですが、ヒトのカラダが老化するように、毛細血管も加齢とともに老化します。毛細血管は45才くらいから急速にもろくなり、栄養分が余分にもれやすくなり、やがて消えてしまいます。
毛細血管の消滅は年齢とともに進み、シニア世代になると20代に比べ約1/3が消えてしまうといわれるほどです。
そしてこの毛細血管の消滅は老化につながり美容の面でもさまざまなカタチになってあらわれてきます。
毛細血管の老化が、最もあらわれやすいのが髪と肌。
髪は東洋医学で「血余」と呼ばれますが、血液が全身をめぐり一番最後に届くところから、頭皮の毛細血管の老化がおこると髪の材料となる栄養が届きにくくなり白髪、薄毛や髪が細くなってくるのです。

そして肌は酸素や栄養が肌細胞に届かなくなるとターンオーバーがスムーズにいかなくなり、又、肌のうるおい成分もつくれなくなるためにシワやシミなどの肌トラブルの原因にもなるのです。

毛細血管の消滅を防ぐために必要なのは血管の中を流れる血のめぐりをよくすることが最も大切です。
毛細血管は夜、眠っている間に修復されます。
だから自律神経のリズムを整え、副交感神経の働きを高める
十分な睡眠と、バランスの良い食生活、そして運動は欠かせません。

まとめ

血のめぐり改善に効果的なふくらはぎの筋肉を鍛えるカカト上げ下ろしを日常的にとり入れることも血めぐりを改善し毛細血管のケアにおすすめです。
血めぐり改善のお灸のツボは、ヒザの内側の血海、内くるぶしの上の三陰交がおすすめです。

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