お灸大学

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最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

姿勢筋

vol.15

見た目年齢は背中に出るとよくいわれますが、背中がまるくなってくるのは筋肉のおとろえから。30代を過ぎるとヒトの筋肉は毎年約1%づつ減少します。
なかでも加齢によって、おとろえが目立ってくるのが姿勢を保つ「姿勢筋」と呼ばれる肩から背中、お腹、腰を支えている筋肉のグループです。
この「姿勢筋」は地球の重力に対抗して、よい姿勢を保つ働きをしているところから「抗重力筋」とも呼ばれますが、この姿勢筋のおとろえはシニアに多い前かがみでおなかの出た姿勢になってきます。

正しい姿勢

さらにこの姿勢筋のおとろえは、立つ、座る、歩くなどの日常の動作にも、いろいろ影響がでて、なんでもない段差につまづいたり、よろめくなどカラダを支えきれなくなったりもしてきます。

私たちのカラダを支えているのは骨ですが、その骨を正しい位置で保持し動かしているのは骨格筋と呼ばれる筋肉です。
約600個もある筋肉のうち、内臓を動かす平滑筋、心臓を動かす心筋をのぞいた約400個にものぼる骨格筋がカラダを支え動かしているのですが、このとても働きものの骨格筋、全てが全力で働いているわけではありません。常にフルパワーで働いている筋肉もあれば、使われてない筋肉はすぐちぢんで固まってしまいます。
シニアともなると働いている骨格筋はなんと約20%くらいといわれるほど極端なのです。そのわずかの筋肉がカラダを支え、動かしているわけですから、日常の動作にも不自由がおこってくるのも仕方がないこと。

姿勢筋は別名インナーマッスルとも呼ばれます。インナーマッスルは私たちが筋肉と呼ばれるカラダの表面にある筋肉ではなくそのコトバの通りカラダの中のほう、骨に近いところにあるためにあまり意識されませんが姿勢を保ち、関節の位置を調整しカラダの動きをスムーズにする働きがあります。
さらにインナーマッスルは、カラダの軸にある内臓を常に正しい位置におさめるコルセットの役割も果たしており、年齢とともにお腹まわりがという悩みの原因もこのインナーマッスルのおとろえからきているのです。

インナーマッスル

近頃よく言われるように筋肉は鍛えることで何才になっても増やすことができ、又働くことを忘れて休眠状態の筋肉をめざめさせることも可能です。
インナーマッスルだけを鍛えるという絶対的な方法は、また確立されてはいません。というのもヒトの筋肉はとても複雑に何層にもからみあって存在しているためで、ストレッチなど基本的な運動をすることで筋肉をしなやかにすることがおすすめなのです。例えば歩くときは大股でしっかり歩くとか階段は意識してヒザを高くあげてとか、イスに浅めに座って、ヒザを胸に持ち上げる運動などがあげられますが大切なのは、軽い負荷の運動で回数を多くするのがインナーマッスルを鍛えるコツです。

まとめ

目に見えないところで大切な働きをする「姿勢筋」
姿勢を正しく保つことは、単に若々しく見えるというだけではなくカラダの機能を高める働きのほうが
大きいのです。

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