お灸大学

世界の医療が患者一人ひとりのオーダーメイド医療をめざす統合医療へと向かうなかで、
最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

体温

vol.12

ヒトの体温は約37℃でいつも維持されています。
この体温とは脇の下などではかるいわゆる体温とは違って、脳や内臓の温度のことであり、深部体温と呼ばれ、真夏であっても真冬であっても、いのちを守るために最優先に守られているのです。

そのために私たちのカラダの中では常に熱をつくり出すシステムが働いています。
そのシステムとは代謝。
カラダの代謝とは食べ物から得た栄養をエネルギーに変えたり、そのエネルギーを利用して筋肉を動かすなど、いのちを守るためにカラダの中でおこなわれている膨大な化学反応のこと。
食べものから得られるエネルギーの実に70%以上が熱として体温を維持することに使われているのです。
いわば私たちのカラダは内部に持っているこの代謝という発熱装置によって体温を維持しているのです。

こうして常に約37℃に保たれて脳や内臓が正常に働くための深部体温に対し、カラダの表面の温度は皮膚温度と呼びます。
皮膚温度は環境によって大きく変化し、又 深部体温を維持するためにも常に変化しています。
真冬になって外気温が0℃以下ともなると外気温と深部体温の差は実に40℃にもなります。するとヒトのカラダは深部体温を維持するために、末端へ血液を送る血管を細くして、量をしぼり、暖かい血液をカラダの中心に集め、深部体温を維持します。

逆に外気が暑くなるとカラダは、血管をひろげ血液をどんどん末端に送り、熱を体外に放出します。暑くなって汗をかくのも、皮膚表面から気化熱をうばうことで熱をコントロールしているのです。

近頃、低体温がよく話題になりますが、私たちのカラダは50年前に比べると0.7℃も体温が低くなっているといわれています。
その原因はライフスタイルの変化で運動の量が少なくなったため、カラダの中で最大の熱をつくり出す器官である筋肉量が低下したことがあげられてるのです。

まとめ

深部体温が無理なく守られるようにするためにも日常生活の中で運動を意識して、筋肉量のUPをめざすことが健康維持につながるのです。

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