お灸大学

世界の医療が患者一人ひとりのオーダーメイド医療をめざす統合医療へと向かうなかで、
最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

体内時計

vol.10

桜の花は夏につぼみをつけたあと休眠状態に入り、きびしい冬の寒さで目を覚まし、春の訪れを感知して花を咲かせます。
この長いプランを実現しているのは桜が持っている体内時計の働きによるのです。
体内時計は生物時計とも呼ばれ生物が生まれた時から体内にセットされている時間をはかるシステムのこと。
桜の開花や鳥の渡りなどのように季節をこえる長いスパーンのものもあれば心臓の鼓動のように秒単位をカウントするものまで実に幅ひろく存在しているのです。

私たちのカラダも一日周期でリズムを刻む体内時計を持っていることが1970年代にわかってきました。
ヒトの体内時計は毎日 朝、光を感じるとともにリセットされ、一日のリズムを刻みはじめます。
昼間はカラダが活動できるように、カラダの機能をととのえ、夜間は休息のためにカラダの深部の体温を下げ睡眠に適したカラダに切替えているのも体内時計の働きによるのです。

しかし今、私たちの生活は体内時計からするとすっかり夜型に変わり、又 運動不足や加齢などによる生活習慣の乱れがつづいたりで体内時計は変調をきたしがちです。
その結果、昼は起きて活動し、夜は眠るという覚醒・睡眠のリズムが乱れ、生活習慣病の要因にもなっているのです。
ヒトの体内時計は脳の中にある「親時計」と、臓器をはじめカラダのあちこちにある「子時計」とからなり、親時計からの指示で、子時計が働いて生体リズムを刻んでいます。

この体内時計の働きを調整して睡眠をコントロールしているのが、睡眠ホルモン。
朝、光が目に入ると体内時計はリセットされ、それと同時に睡眠ホルモンの分泌は止まります。そして15時間くらいたつと体内時計の指令で再び睡眠ホルモンの分泌が始まり、カラダは休息モードに入りねむくなるのです。
この体内時計に深く関係する睡眠ホルモンの分泌は、子供の時がピークで年齢とともに減少し、そしてシニアになるとその分泌はほとんどわずかになるため、寝つきが悪い、すぐ目が覚めるなどのシニア特有の悩みも体内時計の調整機能の低下によるのです。

まとめ

生活習慣病の予防には食生活や運動があげられますが、実は睡眠も大きな要因です。そのためにも睡眠は大切です。
寝つきが悪い、すぐ目が覚めるなどのツボは手の神門、
みぞおちの真ん中の巨闕(こけつ)がおすすめです。

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