お灸大学

世界の医療が患者一人ひとりのオーダーメイド医療をめざす統合医療へと向かうなかで、
最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

イライラ

vol.23

イライラする。イラッとする。
私たちは毎日さまざまのストレスにとり囲まれています。

ストレスとは、カラダや心に加えられる外からのシゲキに対するカラダや心の反応です。適度なストレスはパフォーマンスを高めますが、不安や不満、人間関係などのストレスによって引きおこされるイライラとは、自分の思う通りにならないことが原因というのが多く、自分以外のだれかのせいでおこると考えがちです。

人間はだれでもイライラはします。イライラすることで不満や不安を発散して自分の感情をコントロールしようとする自己防衛機能でもあるのです。

通常イライラの感情がわいてきても少し時間が経つとそれをコントロールする感情が働いておさまるのですが、最近のニュースなどではこのイライラのコントロールがきかず暴走するケースもしばしばおこっています。その要因としてあげられるのが、脳の老化による萎縮です。
ヒトのカラダは成長期を過ぎるとゆるやかに老化が始まることは止めようのない現実ですがカラダの中で最初に老化が始まるのが脳。

加齢とともに腹が立つ、怒りやすくなった、イライラするなどの怒りのコントロールがうまくできなくなるのは、この脳の機能の低下が関係しているのです。
イライラの原因である怒りの感情をコントロールしているのは脳の中の前頭葉ですが、前頭葉が加齢などにより萎縮してくると、怒りをおさえられない、意欲がわかない、新しいことを受け入れないなどの感情の老化の症状があらわれてきます。
しかも、前頭葉は脳の中でも一番最初に萎縮する部分といわれ、加齢によるイライラはこの前頭葉の機能低下が怒りの感情をコントロールしにくくなっておこることが多いのです。

この脳の機能低下による感情の老化は40代で始まるケースもあり、特に女性の場合は更年期を迎えてホルモンの低下などさまざまなカラダの変化が重なっておこりやすいのです。
ただ感情の老化は脳を鍛えることで抑えることができます。「ドキドキする」「新しいことにチャレンジする」「何事にもまず取組んでみる」などを意識して生活することを心がけることで前頭葉がシゲキされ感情の老化の進行はゆるやかになるのです。
イライラがつづくと自律神経の働きが乱れ、胃の不調などさまざまな体調不良にもつながります。
イライラがおこった時は緊張で無意識に手をにぎりしめていることが多いのですが、イライラした時、手の力をぬいて重いっきり手をパーにすると気持ちが安定してきます。

まとめ

お灸にもイライラに有効なツボがいくつもあります。
手首のつけ根にある「神門」のツボや手のひらの労宮は心をおだやかにするツボとして知られています。

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