お灸大学

世界の医療が患者一人ひとりのオーダーメイド医療をめざす統合医療へと向かうなかで、
最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

ひもとくお灸の歴史

vol.01

人類の歴史の中でヒトのカラダの中は長く未知の世界でした。 カラダの中でおこる症状に対し、手で皮膚をさすったり、押したりして耐えているうちにいつしかカラダの中でおこる症状によっては、皮膚のある特定の場所を押すと気持ちがよかったり、痛みがやわらぐことがわかりました。

それを長い歴史の中で体系づけ、ヒトのカラダの症状があらわれる皮膚のポイントをツボ(経穴)として、カラダの内側の症状とツボを結ぶ道すじを経絡と名づけて今日のお灸による治療の基本であるツボ図を完成させたのは2000年以上もはるか昔の中国だったのです。

はりきゅうミュージアム 所蔵

お灸は鍼、生薬とともに飛鳥時代の頃日本に伝えられました。そして日本のくらしの中で独自の発達をとげてきたのです。そして18世紀ヨーロッパで発達した西洋医学が日本に伝えられ、明治政府によって日本の医療として採用されるまで1000年以上にわたって鍼灸と漢方は日本の医療の柱として、ヒトの健康を守ってきたのです。
科学の進歩とともに次々と誕生する高度な医療機器を駆使し、症状の箇所をつきとめその部分を治療し、又、手術で取りのぞくことで疾病の治療を進めてきた西洋医学はめざましい成果をあげてきました。 しかし、近年増えつづける生活習慣病や慢性疾患などで行きづまりを見せはじめた西洋医学に対して、1980年代頃から東洋医学に世界の注目が集まるようになってきたのです。

ヒトのカラダにおこる症状をカラダのバランスのくずれとし、カラダのバランスをととのえ、めぐりをよくすることで自然治癒力を高め、症状を改善する東洋医学が、今という時代の病気に対して有効であることが東洋医学になじみのあるアジアではなくアメリカ、ヨーロッパでとりあげられるようになり、2002年 WHO(世界保健機関)では40をこえる症状にお灸の効果を認定。
そして、2006年にはWHOによって361のツボが世界で統一されるなど、お灸をはじめ東洋医学は今、世界の医療の中で注目を集めているのです。
さらに時代の方向は、慢性疾患など近代西洋医学では及ばないとされる症状に対し、東洋医学をはじめさまざまな医療を組み合わせて対処する統合医療へと向おうとしています。
患者ひとりひとりに最適なオーダーメイド医療をめざす総合医療にお灸はじめ東洋医学の役割は欠かせないものとなってきているのです。

まとめ

お灸が治療するのではなく
カラダがお灸の働きかけを活かして
自分で調整し、症状を改善する
それがお灸のチカラなのです。

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