お灸大学

世界の医療が患者一人ひとりのオーダーメイド医療をめざす統合医療へと向かうなかで、
最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

第7の栄養素

vol.28

ヒトのカラダに必要な栄養素は糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの五大栄養素とされてきました。
近年それに加えて植物繊維が第6の栄養素として加えられています。
食物繊維は消化できないものとされていたのですが、腸内細菌のバランスをととのえ免疫機能を高めるなどの働きが認められたのです。

そして高齢化社会を迎えた今、第7の栄養素といわれるのがファイトケミカル。
ファイトケミカル(phytochemical)のphytoとはギリシャ語の植物のこと。
ファイトケミカルとは植物由来の化合物のことなのです。

このファイトケミカル、他の栄養素のようにカラダづくりやエネルギーをつくり出す働きはありませんが、健康を維持する上でカラダの調子をととのえ、カラダの機能がスムーズに働くために役立つ栄養素なのです。

私たちが生きていくために酸素は欠かせません。呼吸によってカラダにとりこまれた酸素の一部は通常の酸素より活性化した活性酸素に変ります。
そして活性酸素は免疫機能を高めるなどの大切な働きもしてくれるのですが、紫外線をあびたりストレスなどの生活習慣によって多量の活性酸素が生れると、それが健康な細胞を傷つけ、老化を加速させるなどのトラブルを引き起こします。

鉄は空気中に放置するとさびてきます。くだものや野菜も切って置いておくと切り口は茶色に変ります。これは酸化によるもの。酸化はヒトのカラダにもおこります。ヒトのカラダには活性酸素の暴走を押さえる働きがあるですが、加齢やストレスがつづくとその働きがおとろえ活性酸素によってカラダの機能が低下し、シワが増え老化が加速するのです。
この活性酸素による酸化を押える働き、抗酸化力を持つのがファイトケミカルなのです。

植物は自分で生きていく場所をえらぶことはできません。従って種が落ち芽を出したところで一生を送ることに。そのために植物には外からの強いシゲキ、例えば紫外線にも耐えて生きていくために身を守る物質を体内でつくり出す能力を持っています。
それが植物の持っている抗酸化力、ファイトケミカルなのです。

ファイトケミカルは、ヒトのカラダではつくり出せません。
食べることでのみ得られるために野菜やくだものがあらためて今、注目を集めているのです。
くだものや野菜にはたっぷり含まれるビタミンにも抗酸化力があるのですが、今注目されているのは赤ワインに含まれるポリフェノール、トマトなど赤色野菜に含まれるリコピン、大豆のイソフラボン、お茶のカテキンなどがファイトケミカルです。
今、判明しているだけで1000種をこえる、ファイトケミカルは、ハーブにも多く含まれているのです。

まとめ

これまで健康管理やアンチエイジングに野菜やくだものは欠かせないとされてきた生活の知恵が今科学的に少しづつ解明されているのです。
そして、お灸にはアンチエイジングのツボとして腎の機能を高める内くるぶしのうしろ側にある太渓のツボが知られています。



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