お灸大学

世界の医療が患者一人ひとりのオーダーメイド医療をめざす統合医療へと向かうなかで、
最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

不安疲労

vol.52

新型コロナウイルスが日本に上陸して早や一年半になろうとしています。
その間 感染拡大はおさまることなく、第一次 第二次につづいて変異種の急速なひろがりもあって第3次の緊急事態宣言となりました。

外出自粛に始まって、飲食店の営業時間短縮をはじめ、大人数の集会禁止、リモートワークの日常化、マスク 手洗いなど
これまでなかったさまざまな規制や自粛要請で、なんとなく心もカラダもだるい、やる気がおこらない、疲れたなどの症状を訴える人が増えています。
こうした不安やストレスがひきおこす症状は「不安疲労」と呼ばれ、今急速にクローズアップされています。

不安疲労とは生活の変化で、ストレス、不安を感じることが多くなり、疲労感がずっとあることと説明されていますが、コロナの患者が当初高齢者に集中していたのが、感染者数が全世代にひろがるに従って、今では不安疲労も全世代に広がりを見せているのです。
なかでも行動の自粛はメンタル面でのストレスの大きな原因になっています。
「自分が感染源になること」「自分か感染して周囲にめいわくをかけてはいけない」などの心理的なプレッシャーからの不安やストレスも大きいのです。

不安疲労はこうした精神的なストレスによって、自律神経の機能低下によっておこるとされています。
本来、アクティブな活動のための交感神経と、カラダを休息させるために働く副交感神経のバランスによってなりたっている自律神経のこのバランスの乱れによって、心身共に健康を維持する機能(ホメオスタシス)が低下するためで、その対策としては、副交感神経の働きを活性化することがあげられています。

はく息を長くすることを意識した深呼吸やインターバルウォーキング、規則正しい生活などに加えこうしたメンタル面でのストレス対策法として今、注目されているのが「ストレスコーピング」
コーピング(coping)とはうまく処理するという意味の心理学のコトバですが、こうすれば自分の気持ちが落ちつくという、ちょっとしたこと、例えば深呼吸する、音楽をきく、少しハードにスポーツをするなど、どんなとこでも、調子が悪い時に自分を解放する方法を身につけておいて、こまめに気持ちをたて直すこともおすすめです。

まとめ

コーピングは今では企業のストレスマネージメントとしても応用されています。
不安疲労をひきおこす前に心身共につかれたと思った時は掌の「労宮」、「合谷」へのお灸もおすすめです。

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