お灸大学

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最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

こむらがえり

vol.30

夜中とか朝、目を覚ました時などに突然ふくらはぎに激痛が走る、足がつるという症状は主としてふくらはぎにおこるために、こむらがえりと呼ばれ、医学的には筋力クランプ(有痛性筋けいれん)とも呼ばれます。

サッカーの試合の試合の後半になると仲間につった足を伸ばしてもらっているシーンをよく見かけますが、足がつるというのは激しいスポーツで足の筋肉を酷使した時だけにおこるのではく、夜間寝ている時にもおこりますし、その場所もふくらはぎだけでなく足の指や太ももなどでもおこります。

こむらがえりは50才以上ではほとんどの人が一度は経験があるといわれるほどシニアの悩みとしては常に上位にあげられています。

私たちのカラダを支える筋肉には心臓を動かす心筋、血管や内臓の動きをうけもつ平滑筋、そして骨格や関節を動かす骨格筋があります。
骨格筋は主に関節にはさんで2つの骨に腱で固定されて伸び縮みして、カラダを動かしています。

心筋や平滑筋は自律神経によってコントロールされていますが、骨格筋だけは自分の意思で動かすことができます。
この自分の意思で動くはずの筋肉が突然勝手に動くのがこむらがえり。
普通、筋肉は縮むことと、伸びることがセットになって縮む、伸びるをくり返して、カラダを動かしているのですが、それが縮む縮むがつづくために激痛をともなっておこるのです。

この筋肉の動きをコントロールしているのはカルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルバランスです。
私たちのカラダにはこのミネラルバランスを調整する働きがあるのですが、加齢、疲労、栄養不足などでこのバランス機能が低下してくると、激しい運動で血液中のカルシウムなどのミネラルが大きく消費されるとミネラルバランスがくずれ、筋肉の誤動作がおこり、足がつることになるのです。

シニアによくおこる、こむらがえりをひきおこしているのは、加齢による足の筋肉量の減少、冷え、脱水症状などがあげられています。
筋肉は20代を100とすると毎年約1%づつ減少するといわれています。なかでも、ふくらはぎの筋肉はそのポンプアクションで血のめぐりをアシストしているために、筋肉量の減少によって血のめぐりが低下しがちになると、血液中のミネラルバランスがくずれることにもなります。
又、睡眠中はかなりの汗をかき、又、排尿などによって、ミネラルが排出されるために、夜中や夜明けに足がつることになります。

こむらがえりの予防には、運動する時は運動前のストレッチ、運動後のクールダウンをしっかり。日常生活でも水分補給をこまめに、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含むたべものを摂ることを意識しましょう。

まとめ

東洋医学でこむらがえりは、血液を貯める機能とカラダ全体に血液を送る血液量をコントロールする肝の働きが不調で血のめぐりが低下しておこるとしています。
ツボは承山がおすすめ。
くわしくはシニアせんねん灸「こむらがえり」を。

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