お灸大学

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最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

呼吸筋をととのえる

vol.64

“大きく深呼吸して”
子供の時 緊張して、胸がドキドキして呼吸が浅くなったりした体験はだれにでもありますが、呼吸は感情と深く関係しているため、緊張したりすると、呼吸は浅くなります。
しかし呼吸の乱れは緊張や不安だけでなく、加齢によってもおこります。階段を上る時、息ぎれがする、早足で歩くとすぐ息があがるといった悩みを訴えるシニアが増えています。
これは加齢によって呼吸が浅くなっているのです。

呼吸とは大気中の空気から酸素を肺にとり込み炭酸ガスを大気中に排出することで、私たちのいのちを守っています。
しかしその主役である肺には筋肉がないため自らふくらんだり、しぼんだりすることはできません。
肺を動かしているのは肺をとりまく、大小さまざまな筋肉の働きによって空気が肺に出入りしているのです。
この肺を動かしている筋肉は呼吸筋と呼ばれます。
呼吸筋は息を吸い込むとき、肋骨を上にあげる肋間筋や胸腔と腹部の間にあって、肺の収縮を助ける横隔膜など大小いくつもの筋肉が肺の動きを支えているのです。
呼吸筋は大きく分けて、息を吸う時に働く吸息筋と息を吐く時に働く吐息筋とが交互に働くことで呼吸は維持されています。

しかし呼吸筋は生まれた時から動きつづけているため、30才をすぎる頃から加齢とともに固くなってきます。その結果、今まで息ぎれしなかったのに息があがったりと呼吸機能の低下から日常生活に不自由がおこることも。
しかし呼吸筋は何歳になっても鍛えることで、その働きをとりもどすことができます。
呼吸筋を鍛える前にまずするべきことは日常生活の中で背筋を伸ばし、胸を張った姿勢を意識することで胸部がひろがり呼吸筋が十分使えるようにすることです。
固くなった呼吸筋をほぐすことで胸郭が十分使えるようになります。その上で固くなった呼吸筋をほぐすストレッチをすることで胸郭を大きく動かせ、肺の収縮がスムーズになります。

まとめ

そして呼吸筋のストレッチには有酸素運動のウォーキングも有効です。そしてウォーキングの前には、ウォームアップのツボ 三陰交へのお灸がおすすめです。

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