お灸大学

世界の医療が患者一人ひとりのオーダーメイド医療をめざす統合医療へと向かうなかで、
最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

巻き肩

vol.34

次々と登場してくる新しい道具によって私たちの暮らしは日々便利になり、進化しています。その一方で新しい文化にとまどっている人も少なくありませんが、私たちの意識より、もっと悩み悲鳴をあげているのが私たちのカラダです。

今や私たちの生活を支配しているパソコンやスマホの登場によって生まれてきた症状それが「巻き肩」

巻き肩は、両肩が前に包み込むように内側に向かっている肩のこと。
肩コリ、首コリだけでなく、見た目の年齢がアップしたり、さまざまな不調の原因にもなります。
巻き肩は、肩の力を抜いて自然に立った状態で手の甲が前を向いているのは巻き肩のうたがいが濃厚です。

朝 目が覚めたらまずスマホに手を伸ばす、電車に乗ったら目的地につくまでずっと手許のスマホに目が釘付け、職場ではノートパソコンを開いて、昼休みは食事しながらと、一日中パソコンやスマホを手ばなせない生活で今、肩の周囲の筋肉に異変がおこっているのです。

前かがみでひじを曲げ、手を前に出し頭を下げてスマホを見る姿勢は本来の筋肉の位置に比べ、背中の肩甲骨が外側にひろがり、胸の筋肉は縮まりっぱなしの状態です。

筋肉にとってこの異常事態がつづくことで「血」のめぐりは悪くなり筋肉は固まり柔軟性を失って本来の筋肉のバランスがこわれたままになるのです。だから、パソコンやスマホを使う途中に筋肉を本来のバランスにもどす運動をこまめに行って筋肉のバランスを修復することが必要なのです。

巻き肩で、肩甲骨が外にひろがっているというのは、とてもイメージしやすいために、肩をぐるぐる回したり、うしろに腕をひいて肩甲骨をよせる運動をしがちですが、その前に必要なのは巻き肩でちぢんでいる胸の筋肉をまずほぐすことが大切です。なかでも背中の肩甲骨とろっ骨をつないでいるインナーマッスル「小胸筋」の硬直をゆるめることで外側にひっぱられていた肩甲骨がもどりやすくなります。「小胸筋」はちょうど胸のつけ根 ワキのあたりにあるインナーマッスル。やさしくマッサージしてゆるめることが大切です。

私たちのカラダを支える筋肉は、肩なら肩、腰なら腰というのではなく全身が筋膜によってつながっているために巻き肩をひきおこしている筋肉の位置を正常にもどすことで全身のバランスをとりもどすことにもなるのです。そのためにも「巻き肩」は筋肉のバランスにとっては異常とらえパソコンやスマホを使う姿勢も気をつけ、連続して長時間使うのではなく途中でカラダをリラックスさせることが大切なのです。

まとめ

お灸はめぐりをよくし、固く縮んだ筋肉をほぐし本来の筋肉の働きをとりもどします。
肩まわりの筋肉の働きをリセットするツボは、ひじの内側の「曲池」です。

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