お灸大学

世界の医療が患者一人ひとりのオーダーメイド医療をめざす統合医療へと向かうなかで、
最も注目を集める東洋医学のチカラをたづねます。

未病

vol.05

未病という言葉はごく最近まで日本の辞書にはのっていない言葉でした。なんとなく体調がすぐれない、病院に行っても病気ではないといわれる。
こんな症状を東洋医学では2000年以上も前に編纂された「黄帝内経」に「未病」と名づけ、病気としてあげています。

東洋医学で「未病」とはその字の如く、まだ病気ではありませんが、全く健康とはいいきれない状態。いわば健康と病気の中間ととらえ、このままではやがて病気へと進行する、いわば病気の前ぶれということで「未病」と呼んできました。

古代中国では「聖人は既病を治さずして、未病を治す」という言葉がありますが、病気を治すのが普通のお医者さんであるのに対し、未病を治すお医者さんこそ最上級のお医者さんであると、病気の前段階である未病への取組みを大切にしていたのです。

日本で未病という言葉が発表されたのは1998年の厚生白書が最初。高齢化社会を迎え、生活習慣病の増加などに対し、日々の生活の見直しによって、病気にならないカラダづくり、予防の医学がクローズアップされてきたためで、その定義は「自覚症状はなくても検査で異常がある。
自覚症状があっても検査では異常がない」状態を未病、「自覚症状があり、検査でも異常がある」のを病気としています。

今、加齢によるシニアのカラダにおこるさまざまな機能低下も未病と位置づけられています。
東洋医学には、未病のうちに対策をたて、健康維持をはかる「治未病」という言葉があります。高齢化社会を迎えた日本の治未病、それは西洋医学によるカラダの異変の早期発見と、食事や運動、生活習慣の改善など日々の養生によって自然治癒力を高める東洋医学的のアプローチこそ、たしかなシニアの未病への取組みなのです。

血行をよくし自然治癒力を高めるお灸は、シニアの治未病に最適と今注目を集めています。

まとめ

未病を治すとは、病気が顔を出す前に、
そのきざしを見つけて、病気へと進行を防ぐこと。
自然治癒力を高めて、症状を改善する東洋医学は
まさにはまり役なのです。

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